静岡県警職員×高校生 公立8校の剣道、柔道部生徒と合同稽古で交流

 藤枝市の県警察学校は26日、警察職員と公立高校の剣道、柔道部に所属する生徒との合同稽古会を同所で開いた。高校生に警察活動への理解を深めてもらうための新たな試み。職員と生徒ら計約90人が、剣道と柔道の稽古を通じて交流を深めた。

剣道の稽古を通じて交流を深める警察職員と生徒=藤枝市の県警察学校
剣道の稽古を通じて交流を深める警察職員と生徒=藤枝市の県警察学校
剣道の稽古を通じて交流を深める警察職員と生徒=藤枝市の県警察学校
剣道の稽古を通じて交流を深める警察職員と生徒=藤枝市の県警察学校
剣道の稽古を通じて交流を深める警察職員と生徒=藤枝市の県警察学校
剣道の稽古を通じて交流を深める警察職員と生徒=藤枝市の県警察学校


 警察学校はこれまでも藤枝市葉梨地区の小中学生らに指導してきた。県内の各高校の生徒を集めた合同稽古会は初めてで、警察職員の指導力の向上を兼ね、警察学校の武道館を活用して実施した。
 参加した高校は富士東、富岳館、静岡農、島田、池新田、掛川工、浜松商、浜松湖北の計8校。剣道の稽古会では約50人の生徒が教官から基礎や細かな技術の指導を受けた。警察職員と実際に稽古し力強いかけ声とともに激しく竹刀を振った。警察剣友会会長で県警の水嶋春彦生活安全部長は「気合の入った稽古で素晴らしかった。剣道の技だけに溺れることなく、武士道精神を養ってほしい」と呼びかけた。
 警察官を志望する島田高2年の伊藤真絢さん(16)は「自分のためになる貴重な機会だった。打ち方や試合の運び方など学んだことを今後に生かしたい」と充実した表情を見せた。
 警察学校は9月以降も、県東部、西部地区ごとに中学生を対象とした合同稽古会の開催を予定している。
 (藤枝支局・青木功太)

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