サーフィン国際大会 佐藤李選手が優勝 決勝は地元出身者が激突

 御前崎市で開催されているサーフィンの国際ツアー大会「御前崎プロ2023」は最終日の28日、男女ともに決勝戦が行われ、女子はいずれも同市出身の佐藤李選手(17)が池田美来選手(15)を破り、優勝した。佐藤選手は「最高にうれしい。地元の声援が力になった」と喜びを語った。

女子で優勝した佐藤李選手=御前崎市
女子で優勝した佐藤李選手=御前崎市
表彰台で優勝トロフィーを受け取る佐藤選手(右)=御前崎市
表彰台で優勝トロフィーを受け取る佐藤選手(右)=御前崎市
女子で優勝し、喜びを語る佐藤選手=御前崎市
女子で優勝し、喜びを語る佐藤選手=御前崎市
女子で優勝した佐藤李選手=御前崎市
表彰台で優勝トロフィーを受け取る佐藤選手(右)=御前崎市
女子で優勝し、喜びを語る佐藤選手=御前崎市

 御前崎市で生まれ育ったライバル同士が、地元で開催された国際大会決勝の舞台で激突した。普段より高い波が押し寄せる中、佐藤選手は「積極的に攻めることができた」と高得点を狙える波を冷静に選び、力強いライディングを披露。大会直前まで「調子が上がらなかった」と不安を抱えていたというが、周囲の助言やメンタルトレーニングを実践し、良いパフォーマンスを引き出した。
 佐藤選手は7月のモルディブ大会で優勝し、今月のインド大会でも3位に入るなど好成績を収めている。表彰台では「サポートしてくれた人たちのおかげ」と謝意を述べ、「さらに強くなるために果敢に攻めるスタイルを確立したい」と目標を掲げた。
 一方、佐藤選手に1・2ポイント差で惜敗した池田選手は悔しさをにじませながらも「佐藤選手のサーフィンがうまかった」と勝者をたたえた。
 会場に詰めかけた地元ファンからは熱戦を繰り広げた2人に盛大な拍手が送られた。
 (御前崎支局・市川幹人)

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