浜松市の施策推進協、障がい者計画案提示 地域で支え合うまちへ

 浜松市障害者施策推進協議会(会長・新宮尚人聖隷クリストファー大リハビリテーション学部長)は30日、本年度初会合を市役所で開いた。市側は2024~29年度を計画期間とする次期「市障がい者計画」の骨子案を提示した。
 障害者の自立や社会参加のための施策を総合的・計画的に推進するために策定する。現行の第3次計画は本年度で最終年度を迎えている。次期計画骨子案は引き続き、基本理念に「支え合いによって、住み慣れた地域で希望を持って安心して暮らすことができるまち」を据えた。
 基本目標には、地域で安心して暮らすための地域社会への理解促進▽自己決定と自己選択の尊重▽地域生活を支えるためのサービス提供基盤のさらなる充実▽ともに支え、ともに暮らす地域でつながる“輪”づくり-の4点を掲げた。市が実施する8分野別の施策や差別解消、相談支援体制整備、関係機関と連携した支援体制の強化といった五つの重点施策も定めた。
 当事者らの意見聴取を今後行った上で、10月に予定する次回の会合で計画案を示し、パブリックコメントなどを経て24年3月に計画を策定・公表する。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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