看護専門学校に「湖西市枠」 浜松市議会常任委

 浜松市は厚生保健委員会で、湖西市の看護師確保に協力するため、浜松市立看護専門学校に、湖西市内の医療機関に勤務する看護師を養成する「湖西市枠」を設けることを明らかにした。本年度実施の入学試験から適用し、募集定員70人のうち、最大3人分を湖西市枠として充てる。
 湖西市が湖西市枠活用の希望者を募集・選考し、入学試験合格を経て正式に決定する。決定者は湖西市から3年間分の授業料相当額の支援を受けられる。入学試験は通常と同じ選考方法・基準で行い、同校が看護師養成に要した費用については湖西市側が負担するという。
 両市が2022年11月に「浜松医療センター及び市立湖西病院における持続可能な地域医療提供体制の確保に関する連携協定」を締結したことを受けて湖西市枠設置の協議を進めてきた。同校の入学者はここ数年、定員割れの60人台前半で推移し、入学者の確保も課題になっていた。両市は10月以降に覚書を締結する。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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