バルーンで“未来”表現 遠鉄百貨店の連絡路飾り付け 浜松学芸高生とYOHEIさん

 遠鉄百貨店(浜松市中区)は24日まで、浜松学芸高芸術科1、2年生有志21人と西区在住のバルーンアーティストYOHEI(ヨウヘイ)さんが手がけた作品を展示している。「未来につなぐ」をテーマに本館と新館をつなぐ3階の連絡通路をバルーンを中心に華やかに飾り付けた。

作品を紹介するYOHEIさん(左端)と浜松学芸高芸術科の生徒=浜松市中区の遠鉄百貨店
作品を紹介するYOHEIさん(左端)と浜松学芸高芸術科の生徒=浜松市中区の遠鉄百貨店

 開店35周年記念の特別企画。多彩なバルーン約200個やデジタルアートなどで構成し、「ひらけ! ミライBOX」と名付けた。
 最も目を引くBOXは高さ2メートル10センチ、幅2メートル70センチで、飛び出す虹を表現したバルーンを中央に配置した。内側は作品の世界をいくつも映し出す三面鏡に仕立てて「永遠に続く未来」を表した。外側は同校2年の志村茉美さんと蜂須賀千幸さんが、未来や希望が広がるイメージで描いたデジタルアートをデザイン。通路の頭上に生徒の作品を描いたバルーンをつるしたほか、書や絵画、立体作品など27点も周囲に展示した。
 蜂須賀さんと志村さんは「新しい表現に挑戦できて楽しかった」と振り返り、YOHEIさんは「BOXの内側をのぞいて幻想的な世界に心を躍らせてほしい」と話した。
 (浜松総局・白本俊樹)

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