奨学金返還支援 西伊豆町が検討 若者の転入促進へ

 西伊豆町の星野浄晋町長は6日に行われた町議会9月定例会の一般質問で、若者の転入促進に向け、町独自の奨学金返還支援制度の創設について検討する考えを明らかにした。仲田慶枝氏への答弁。
 仲田氏からの「返還免除の条件をつけた奨学金制度を設けたらどうか」という提案に、星野町長は「前向きに検討したい。若者のUIJターンに有効になるのではないか」と述べた。
 このほか、3億2千万円を追加する一般会計補正予算案やワーケーション施設設置条例案など4議案を原案通り可決した。
 補正予算には、移住促進に向け起用する「地域プロジェクトマネージャー」1人の報酬費130万円や、同町宇久須の西伊豆中近くに設ける通学バスの待合所の整備費550万円、賀茂給食センターの改修費600万円などを計上した。
 ワーケーション施設設置条例は、今秋を予定する施設の稼働開始を見通して制定した。黄金崎クリスタルパーク敷地内で試験運用していたトレーラーハウス型施設で、宇久須キャンプ場に移動して運用する。
 (松崎支局・太田達也)

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