つり傘作りに児童挑戦 夢を書き込み 丁寧に色付け 10月藤枝、花火「朝比奈大龍勢」で打ち上げ

 藤枝市岡部町朝比奈地区で伝承される県指定無形民俗文化財の古式ロケット花火「朝比奈大龍勢」(10月21日)の開催を前に、地元の朝比奈第一小の全校児童55人がこのほど、本番で打ち上げられる龍勢に内蔵する三つの「つり傘」作りに挑戦した。

大傘に色付けする児童=藤枝市立朝比奈第一小
大傘に色付けする児童=藤枝市立朝比奈第一小
小傘に自分の夢を書く児童=藤枝市立朝比奈第一小
小傘に自分の夢を書く児童=藤枝市立朝比奈第一小
大傘に色付けする児童=藤枝市立朝比奈第一小
小傘に自分の夢を書く児童=藤枝市立朝比奈第一小

 地域住民でつくる「宮上龍勢連」が製作に協力した。児童は、事前に考えた子どもたちが手をつないでいるデザインの直径5メートルの大傘を色付けしたり、手形を押したりした。黄、黄緑、緑の3色と同地区に生息する県準絶滅危惧種「モリアオガエル」が描かれた二つの直径3メートルの小傘には「野球選手になれますように」「ヒーローになりたい」などと自分の夢を書き、オリジナルの傘を装飾した。
 朝比奈大龍勢は戦国時代ののろしが起源とされ、2年に1度行われる伝統行事。
 (藤枝支局・青木功太)

 

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