鈴木4強逃す フェンシング全日本選手権個人女子エペ 東晟ら女子フルーレ、準決勝へ

 フェンシングの全日本選手権個人戦第1日は15日、沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)で行われ、女子エペの鈴木穂波(ネッツトヨタ静岡)が永井杏奈(中京大)との準々決勝で接戦の末に敗れ、ベスト4入りを逃した。

女子エペ 準々決勝で敗れ悔しい表情を見せる鈴木穂波=沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)(東部総局・田中秀樹)
女子エペ 準々決勝で敗れ悔しい表情を見せる鈴木穂波=沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)(東部総局・田中秀樹)
女子エペ 準々決勝、ポイントを奪う鈴木穂波(右)=沼津市総合体育館(東部総局・田中秀樹)
女子エペ 準々決勝、ポイントを奪う鈴木穂波(右)=沼津市総合体育館(東部総局・田中秀樹)
女子エペ 準々決勝、延長の末にポイントを奪われ敗戦した鈴木穂波(右)=沼津市総合体育館(東部総局・田中秀樹)
女子エペ 準々決勝、延長の末にポイントを奪われ敗戦した鈴木穂波(右)=沼津市総合体育館(東部総局・田中秀樹)
女子エペ 準々決勝で敗れ悔しい表情を見せる鈴木穂波=沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)(東部総局・田中秀樹)
女子エペ 準々決勝、ポイントを奪う鈴木穂波(右)=沼津市総合体育館(東部総局・田中秀樹)
女子エペ 準々決勝、延長の末にポイントを奪われ敗戦した鈴木穂波(右)=沼津市総合体育館(東部総局・田中秀樹)

 鈴木は第1セットを3―4とリードを許したが、第2セットで相打ちを含め、7連続得点を奪い逆転。10―7で迎えた最終セットは、相手の連続得点の猛攻で同点(両者とも14得点)とされ、延長で競り負けた。
 女子エペは永井のほか、東京五輪代表の吉村美穂(アイヴァン)と佐藤希望(大垣共立銀行)、成田琉夏(新日本ウエックス)が準決勝に進んだ。女子フルーレは7月にイタリアで行われた世界選手権の団体で銅メダルを獲得した東晟良(PEAKS)、上野優佳(中央大)、宮脇花綸(三菱電機)のほか、同選手権個人で本戦に進んだ辻すみれ(大垣共立銀行)が準決勝に駒を進めた。
 18日に各種目の準決勝、決勝が行われる。

鈴木「地元の応援、力に」
 「地元の人に戦っている姿を見せられて良かった。応援が力になった」。鈴木は延長までもつれた準々決勝で接戦の末に敗れたものの、マスクを取った表情に笑顔があった。
 プール戦を5位で抜けると、順調に勝ち進んだ鈴木。得点を奪うたびに観客席に向けて拳を突き上げた。駆けつけた約30人の応援団や家族は「いいぞ!」「頑張れ」と声援と拍手で背中を押した。
 8強をかけた試合。同点での一本勝負の延長戦は「最後に思い切りよく突けたことが、勝ちにつながった」。惜しくもベスト4入りは逃したが、相手との距離を崩してタイミングに緩急をつけて攻撃する感覚はつかめた。収穫はあった。
 「ベスト8をかけた試合も、準々決勝も3セット目の戦い方に課題が残る。後半でも差を広げられる戦い方を習得したい」と気を引き締めた。
 (東部総局・天羽桜子)

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