⚽藤枝北など初戦突破 全国高校サッカー選手権県大会1次トーナメント開幕

 第102回全国高校サッカー選手権静岡県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)は16日開幕し、1次トーナメント(T)1回戦28試合を行った。

藤枝北ー富士東 PK戦で勝利を決めて喜びを爆発させる藤枝北イレブン=藤枝北高
藤枝北ー富士東 PK戦で勝利を決めて喜びを爆発させる藤枝北イレブン=藤枝北高

 参加は112校110チームで、伊豆伊東と裾野、静岡西と川根は合同チームで出場する。1次Tを勝ち抜いた11チームとプレミアリーグの静岡学園、プリンスリーグ東海の藤枝明誠、浜松開誠館、藤枝東、富士市立の計16チームが10月29日からの決勝Tを戦う。決勝は11月11日にエコパスタジアムで行う。

藤枝北 守護神2人チーム救う
 2人のGKが活躍した藤枝北が富士東をPK戦の末に下し、初戦を突破した。3年生で先発した岡田が「集中してシュートをストップできた」と胸を張れば、PK戦で好セーブを連発した2年生の永井も「自信があった。読み通り」と会心の笑みを浮かべた。
 前半から相手陣に攻め込んだが決定力を欠いて得点を奪えず、後半途中からは相手の速い攻撃でピンチを迎えた。後半32分には岡田がミドルシュートを横っ跳びで止め、スコアレスで試合時間を終えた。
 PK戦は先攻を取ったが、1、2人目が失敗していきなり窮地に。しかし、後半終了間際からピッチに入った永井がここから見せた。4、5人目のシュートを続けて防いで流れを引き戻し、チームを勝利に導いた。
 「自分にないものを持っている」と互いに認め、競い合う関係。主将も務める岡田は「もう一つ勝ってシード校と対戦したい」と次の目標を見定めた。
 (運動部・寺田拓馬)

 1次トーナメント1回戦
富士見 8(6―0 2―0)0 小山
加藤学園 0(0―0 0―0)0 沼津商(PK5-3)
知徳 5(4―2 1―2)4 御殿場
城南静岡 10(6―0 4―0)0 浜松江之島
三島北 7(3―0 4―0)0 沼津市立
吉原工 1(0―0 1―0)0 沼津城北
藤枝北 0(0―0 0―0)0 富士東(PK3-2)
沼津中央 1(1―0 0―0)0 藤枝西
磐田南 6(6―1 0―1)2 御殿場南
三島南 5(2―0 3―1)1 焼津水産
暁秀 1(1―0 0―1)1 浜松聖星(PK7-6)
清水国際 5(1―2 4―0)2 聖光
小笠 0(0―0 0―0)0 韮山(PK3-1)
沼津東 7(4―0 3―0)0 遠江総合
浜松工 9(1―0 8―0)0 浜松修学舎
島田 3(3―0 0―0)0 掛川西
浜松城北工 4(0―0 4―0)0 沼津高専
浜松湖東 7(3―1 4―1)2 常葉大菊川
伊豆中央 3(1―0 2―0)0 浜松学芸
吉原 3(1―0 2―0)0 浜松日体
浜松市立 17(7―0 10―0)0 浜松大平台
浜松西 6(2―0 4―0)0 星陵
浜松南 1(1―0 0―1)1 島田商(PK4-3)
島田樟誠 2(0―1 2―0)1 新居
沼津西 3(0―1 3―0)1 清流館
天竜 4(1―0 3―1)1 浜松啓陽
湖西 4(1―1 3―1)2 静岡市立
浜松湖南 5(4―1 1―0)1 浜松学院

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