ボッチャ杉村、パリ出場権へ全力 「目の前」に集中 パラ大会連覇を
東京パラリンピックのボッチャ個人の脳性まひBC2で金メダリストの杉村英孝(伊豆介護センター)が19日、藤枝市立朝比奈第一小の児童との交流後に取材に応じた。来年パリで開催されるパラリンピックに向け「まずは出場権を取ることに全力を尽くす。そのさきにある大きな目標の大会連覇に向けて、しっかり取り組んでいきたい」と意気込みを語った。
8月のジャパンパラ大会後、9月上旬はブラジルの国際大会に出場した。12月には「今年の一番大きな大会になる」と話すアジア・オセアニア選手権が控える。「全ての大会がパリに向けて大事になってくる。目の前の試合を全力で戦いたい」と言葉に力を込めた。
交流では児童に体験を通じてボッチャの魅力を伝えた。競技の普及に関しても「障害の有無や年齢、性別に関係なく、みんなが暮らしやすい社会を実現するためのツールとして、ボッチャは有効。競技者として魅力を発信したい」と話した。