秋告げる宮神輿行列 沼津・日枝神社 100人超練り歩く

 平安時代に山王社と称され、地元住民から「お山王(さんのう)さん」と親しまれる沼津市平町の日枝神社で23日、御鎮座927年を祝う祭典が始まった。今年で奉納300年を迎えた宮神輿(みこし)を中心に100人超の行列が市街地を練り歩き、沼津に秋を知らせた。24日まで。

宮神輿を担ぐ氏子有志ら=沼津市平町
宮神輿を担ぐ氏子有志ら=沼津市平町
宮神輿を担ぐ氏子有志ら=沼津市平町
宮神輿を担ぐ氏子有志ら=沼津市平町
宮神輿を担ぐ氏子有志ら=沼津市平町
宮神輿を担ぐ氏子有志ら=沼津市平町

 新型コロナの影響で開催は4年ぶり。宮神輿は1723年に奉納され、神社の宝物殿で保管していた。白丁に身を包んだ氏子有志らが、和太鼓の音に合わせて宮神輿を担ぎ、沿道を埋めた多くの市民の注目を浴びた。境内隣接の山王公園には出店が並んだ。
 宮司の内海守さん(70)は「地域の繁栄を願った祭り。秋晴れの日に形にできてよかった」とほほえんだ。近所に住む60代女性は「孫と初めてみこしが見られた。この祭りで秋が来たのを感じる」と話した。
 24日は午後4時から境内で、沼津踊りなどを行う。
 (東部総局・天羽桜子)

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