医学・医療への興味刺激 静岡県立総合病院がオープンホスピタル

 静岡市葵区の静岡県立総合病院は23日、同院への理解促進や子どもたちに医学・医療の分野に興味を持ってもらうことを目的とした「オープンホスピタル2023」を同院で開いた。家族連れを中心に約1300人が訪れ、院内設備の見学や模擬手術などを体験した。

手術器具を使った作業に挑戦する来場者ら=静岡市葵区
手術器具を使った作業に挑戦する来場者ら=静岡市葵区

 内視鏡手術のシミュレーター体験では、長いはさみのような器具「鉗子(かんし)」を使ってビーズをつかむ作業に挑戦した。安東小1年生の大山結生さんは「大きいビーズをつかむのが難しかったけど、楽しかった」と話した。現役看護師による中高生向けの進路相談や、調剤業務を疑似体験できるブースなども人気を集めた。
 同病院の小西靖彦院長は「イベントを通じて、子どもたちにとって病院が少しでも楽しい場所になってくれたら」と期待した。
 (社会部・五十嵐美央)

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