⚽藤枝MYFCにJ1ライセンス交付 施設基準で例外規定適用

 サッカーJリーグは26日、同2部(J2)藤枝MYFCといわき、同3部(J3)讃岐の3クラブにJ1ライセンスを新たに交付すると発表した。藤枝については施設基準で例外規定を適用し、昇格実現後、スタジアムは5年以内、練習施設は3年以内に基準を満たす整備に着工するという条件を付けた。

J2基準でバックスタンドの改修が進む藤枝MYFCの本拠地。J1基準には再整備か新設か選択が求められる=藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場
J2基準でバックスタンドの改修が進む藤枝MYFCの本拠地。J1基準には再整備か新設か選択が求められる=藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場

 本拠地藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場はバックスタンドを屋根付きに改修中で、12月に完工すれば収容観客数約1万人になるが、J1ライセンスには1万5千人が必要。同サッカー場をさらに改修するか、新スタジアムを建設するか選択しなくてはいけない。
 練習環境については現在、焼津市田尻北にクラブハウスと人工芝の専用練習場を持ち、藤枝総合運動公園内にある天然芝の陸上競技場などを借りている。J1ライセンスには藤枝市の天然芝施設を恒常的に借用するか、新たに土地を取得して天然芝グラウンドを造成してクラブハウスも建設する必要がある。
 藤枝は現在14位で昇格プレーオフ圏(6位)とは差があるが、徳田航介社長は「あきらめず勝つための方法を考え、少しでも上を目指してクラブ一丸となって前進したい」とコメントした。

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