科学の面白さ 高校生ら発信 沼津で体験イベント 子どもが芳香剤作り

 科学の楽しさや面白さを伝えるイベント「体験!科学実験2023inぬまづ」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が24日、沼津市大手町のプラサヴェルデで開かれた。

高校生に手順を教わり、芳香剤を作る子ども=沼津市のプラサヴェルデ
高校生に手順を教わり、芳香剤を作る子ども=沼津市のプラサヴェルデ

 県東部にある高校の科学系の部活やボランティア団体などが22のブースを設け、工夫を凝らした体験プログラムを用意した。手順や原理を分かりやすく説明し、子どもたちを奥深い科学の世界に引き込んだ。
 県立吉原高総合文化部は、水を吸収して膨らむ超吸水樹脂を使った芳香剤作りを行った。参加者は粉状の樹脂、好みのアロマオイル、水を順番にカップに入れた。ジェル状になった水の上に飾りを載せて完成させた。
 体験した岩田莉世ちゃん(5)=沼津学園第一幼稚園年中=は「いい匂い。キラキラしててかわいい」とうれしそうに持ち帰った。同部の大石惺仁部長(2年)は「もてなす側になる機会は少ない。楽しみながら科学の面白さを知ってくれればうれしい」と話した。
 実行委は県東部の高校の教員らで組織する。今回が11回目の開催。
 (東部総局・矢嶋宏行)

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