バレーボール男子「銅」 2大会ぶりメダル 杭州アジア大会

 杭州アジア大会第4日の26日、バレーボール男子は3-1でカタールとの3位決定戦に競り勝ち銅メダル。先発出場した難波尭弘(東レ)は10得点した。

日本―カタール 3位決定戦に勝利し、銅メダル獲得を喜ぶ選手たち=中国・杭州(本社臨時支局・大沼雄大)
日本―カタール 3位決定戦に勝利し、銅メダル獲得を喜ぶ選手たち=中国・杭州(本社臨時支局・大沼雄大)

▽男子3位決定戦
日本 3(37―35 25―22 23―25 25―23)1 カタール

難波(東レ)速攻さえ10点
 中国との準決勝に敗れ、「負けたまま帰れない」と臨んだ3位決定戦。日本は大接戦の第1セットを取りきって主導権をつかみ、2大会ぶりのメダルにつなげた。主将柳田は「誰が出ても質の高いプレーをしてくれる。一人一人がスキルを出せた」とチームの成長を素直に喜んだ。
 正念場はいきなり訪れた。22-19で迎えた第1セット終盤、得点源の柳田が足首を痛め交代する緊急事態。カタールに追いつかれ、そこからは何度も相手のセットポイントをしのぐ展開になった。それでも、代わって入った25歳新井が要所で得点。37-35で我慢比べをものにした。
 難波(東レ)は速攻がさえて、10得点で勝利に貢献。準決勝は地元中国の雰囲気にのまれて思い通りのプレーができなかっただけに、「昨日のリベンジで自分の仕事ができた」と声を弾ませた。
 8日間で7試合の過密日程を戦い抜き、柳田は「若手の選手中心にすごい成長を見せてくれた。僕ももう31歳だけど、負けていられない」と刺激を受けた様子。25歳の難波は「期待値で代表に選んでもらっている。クラブに戻って練習し、ブロックの精度などを上げたい」と先を見据えた。
(杭州=静岡新聞社臨時支局・大沼雄大)

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