実りの秋 稲刈りに汗 御前崎・浜岡東小児童
御前崎市佐倉の浜岡東小5年生約50人が5日、同地区で稲刈り体験を楽しんだ。5月末に自分たちが植えたもち米「葵美人」を約100キロ収穫。稲穂は黄金色に色づき、子どもたちは秋晴れの下、作業に汗を流した。
地域農業をテーマにした総合的な学習の一環で、同地区の農家原田裕さん(71)が協力した。児童は集まった地域の農業者から助言を受けながら、鎌を使って慎重な手つきで稲の根元を刈り取った。稲を運ぶ際は稲穂が傷つかないように丁寧に扱うことを意識。作業終盤に入ると疲れた表情を見せる児童もいて、農業の苦労も味わった。
高野姫央さん(10)は「植えた苗が大きく育っていてうれしかった。収穫作業は慎重さが大事だと感じた」と語った。
児童らは後日、収穫したもち米を使って餅つきを行う予定。
(御前崎支局・市川幹人)