異なる視点で藤枝再生挑戦 地域創生研究員に大正大生任命

 藤枝市と包括連携協定を結ぶ大正大(東京)の学生が、地域づくりの研究に関する実地調査を進めている。学生は市の地域創生研究員に任命され、北村正平市長が4日、市役所で辞令を交付した。

北村藤枝市長(中央)から地域創生研究員の辞令を交付された大正大の学生=市役所
北村藤枝市長(中央)から地域創生研究員の辞令を交付された大正大の学生=市役所

 活動するのは3年生2人と2年生20人で、首都圏在住者が中心。3年生は約1カ月、2年生は前半と後半に分かれ12日間ずつ滞在し、藤枝の課題解決に向けた地域実習に取り組む。
 3年生は「宣伝、広告目的の手書き文字は消費者の行動を変えるのか?」「地域に愛される商品開発」と個別にプロジェクトを設定して研究する。2年生は「人生・地域・未来」をキーワードに、市内の企業経営者らに生き方や地域の魅力、課題などを取材し、地域社会の未来を豊かにするようなプロジェクトの立ち上げた方を学ぶ。
 辞令交付式で北村市長は「実際に現地で街や人、空気を五感で感じて学ぶことは大きな意義がある。東京から見た視点と皆さんの世代ならではの視点で、一緒に地域再生にチャレンジしよう」と呼びかけた。学生は計12人が出席し「藤枝の魅力をたくさん発見したい」「楽しく学びながら実習を進めたい」などとそれぞれ抱負を語った。
 学生は6日に開幕する藤枝大祭りで上伝馬区の屋台の引き回しにも参加する。
 (藤枝支局・青木功太)

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