⚽J2藤枝MYFC、もろさ顔出し大敗 長崎戦

 明治安田J2リーグは7日、各地で第38節の4試合が行われ、藤枝は長崎に1―5で敗れて13位に順位を下げた。

長崎―藤枝 後半、長崎のFWフアンマ(中央左)と激しく競り合う藤枝のMF朝倉(中央右)=トラスタ
長崎―藤枝 後半、長崎のFWフアンマ(中央左)と激しく競り合う藤枝のMF朝倉(中央右)=トラスタ

②トラスタ(1勝1敗)▽観衆5221人  長崎 16勝10分け12敗(58) 5(2―0 3―1)1 藤枝 12勝9分け16敗(45)  ▽得点者【長】中村(3)フアンマ2(23)櫛引(6)OG【藤】中川風(1) 試合運びの課題露呈 攻撃的スタイルはまらず  もろさが再び顔を出した。藤枝は再整備したミドルブロックを敷く戦いに満足せず、攻撃的スタイルで上位の長崎に挑んだが、1―5で大敗した。
 ボール保持率を上げ攻撃に厚みを出そうとしたが、試合運びの課題を露呈した。ハイプレスを掛けた後の前半26分、全体が間延びしてシュートへの寄せが甘く、先制を許した。
 その後も最終ラインから攻撃を組み立てたが、41分に自陣でパスカットされると、最後は警戒していた相手FWフアンマに頭で追加点を決められた。
 後半開始から中川風と浅倉と投入し一時的に流れをつかみ、11分には矢村がポスト直撃のシュートを放った。しかし、15分と35分に失点。41分に中川風の得点で一矢報いたが、43分にもOGで屈辱的な5点目を失った。
 ここ4戦負けなしの上昇気流が止まったが、須藤監督は「今日は攻撃の上積みがテーマで1点しか取れなかったのが悔しい。バランスと柔軟性を兼ね備えたサッカーでもう一つ上のレベルに行きたい」と成長を誓った。
 

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