⚽サッカー 日本男子、銀 韓国に1―2 杭州アジア大会

【杭州=本社臨時支局・山本一真】杭州アジア大会は7日、中国浙江省杭州市でサッカー男子決勝を行い、日本は1―2で韓国に敗れ、3大会ぶり2度目の優勝はならなかった。日本は1―1の後半11分に勝ち越された。

日本―韓国 前半、同点ゴールを許す日本イレブン=中国・杭州(本社臨時支局・二神亨)
日本―韓国 前半、同点ゴールを許す日本イレブン=中国・杭州(本社臨時支局・二神亨)

 静岡県勢は松村優太(鹿島、静岡学園高出)、吉田真那斗(鹿屋体大、浜松開誠館高出)、関根大輝(拓大、静岡学園高出)が出場した。
最強韓国と互角 松村 ドリブルで好機  U―22(22歳以下)の日本が、U―24にオーバーエージも加えた最強の韓国と渡り合った。パリ五輪予選に出場した主力組と完全別編成のチームが“2軍”との評価を一蹴。アジアを戦い抜いてたくましさを増し、来夏に向けたメンバー争いのさらなる激化を予感させた。
 2大会続けて決勝での日韓戦。個々の力量は欧州組もそろえた相手が勝る中で、大岩監督(清水商高出)が求めたのは「自分たちのスタイルを出すこと」だ。相手プレスに臆せずボールをつなぐ―。押し込まれる時間帯があっても、最終ラインから組み立て続けた。
 開始直後には左サイドを佐藤(ブレーメン)が突破し、中央で内野(筑波大)が電光石火の先制点。右サイドの松村(鹿島、静岡学園高出)も得意のドリブルで中央に切れ込んで好機をつくった。
 吉田(鹿屋体大、浜松開誠館高出)、関根(拓大、静岡学園高出)ら大学生が半数を占めた今大会。前回ジャカルタ大会を大学生で戦った旗手(セルティック、静岡学園高出)、三笘(ブライトン)らはその後、東京五輪に出場し、今やフル代表に名を連ねる。真価が試されるのはここからだ。

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