“日本一”の長唄と地踊り、熱く 3年に1度「藤枝大祭り」最終日
「日本一の長唄と地踊り」で知られる3年に1度の藤枝大祭りは最終日の8日、藤枝市藤枝の祭典本部前の千歳交差点で参加14区が順番に長唄と地踊りを披露し、祭りの盛り上がりは最高潮に達した。
夕方になると、各区の屋台が祭典本部前に続々と集結。上伝馬区を皮切りに自慢の踊りを繰り広げた。市部区は「まつり」と「越後獅子」を披露し、集まった見物客を魅了した。
交差点では屋台を動かす梃子(てこ)棒を若衆が押し、豪快に屋台を何度も回転させ、沿道から大きな拍手が送られた。
屋台同士がすれ違う時は、軽快なリズムと音色を奏でるおはやしと勇ましいかけ声を響かせ、威勢を見せ合った。夜は参加14区の東部に位置する下伝馬、五十海、市部、左車、白子の5地区による「長唄と地踊りの競演」も行われた。
最終日はあいにくの雨に見舞われたが、多くの観光客らが最後まで祭りの熱気を堪能した。
(藤枝支局・青木功太)