手形アートで人の輪広げて 知的障害のある人×大学生 23日まで作品展 浜松市の静岡文化芸術大 

 浜松市中区の静岡文化芸術大で19日、障害のある人の作品展「華を結うひとたち展 碧い翔け橋2023」(同大文化・芸術研究センター、県障害者文化芸術活動支援センターみらーと主催)が始まった。23日まで。

学生と障害のある人が協力して作った手形アートが並ぶ作品展=浜松市中区の静岡文化芸術大
学生と障害のある人が協力して作った手形アートが並ぶ作品展=浜松市中区の静岡文化芸術大


 知的障害のある人らでつくる「浜松手をつなぐ育成会」の会員10人が参加し、動物や植物をモチーフにした「手形アート」約35点を出品した。9月上旬に同大でワークショップを開催し、絵の具を手に塗ったり、スポンジで軽くたたいたりして個性豊かな作品を仕上げた。県が推進する東アジア文化都市事業と県障害者芸術祭の一環。
 猫や草むらにいるゾウなどの個人作品や、学生らと協力して仕上げた桜や花火といった大型作品などが会場に並ぶ。4月から準備を進めた同大4年の中安彩乃さん(22)と2年の尾崎文菜さん(20)は「多くの人に見てもらい人と人の輪が広がってほしい。障害の有無に関係なく手形アートをやってみたいと思ってくれる人が増えれば」と話した。
 (浜松総局・小林千菜美)

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