静岡ブルーレヴズ立て直しへ 藤井監督「4強目指す」就任会見 ラグビーリーグワン

 ラグビーリーグワン1部の静岡は21日、新監督に就任した前日本代表ナショナルチームディレクター藤井雄一郎氏(54)の記者会見を浜松市内で開いた。藤井新監督は新リーグ発足から2季連続で8位に低迷するチームの立て直しへ、「どれだけ頑張って上のチームを倒すか。トップ4に入れるチームをつくる」と抱負を述べた。

記者会見で抱負を述べる藤井新監督=浜松市内
記者会見で抱負を述べる藤井新監督=浜松市内

 藤井氏はリーグワン前身のトップリーグ・サニックスで14年間監督を務めた後、2019年のワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表強化委員長として初の8強進出に貢献。現場復帰を決めた理由について「次は監督をやりたかった。いくつか話はもらったが、一番好きなチームに決めた」と語った。
 昨季までチームを指揮した堀川隆延氏はDF担当、アドバイザーから復帰する長谷川慎氏はFW全般のコーチとして指導を分担する考えを明らかにした。日本代表でともに活動した仲間を迎え「コーチ陣と一緒になっていいチームになっていけば」と話した。
 現在の静岡について「コンタクトが好きな選手が多いが、スキルがまだ少ない」と指摘。4強入りを目指す上で「日本代表に入る選手を出すことがトップ4で勝っていく条件」と強調した。
 会見に同席した山谷拓志社長は「世界に挑むチームづくりにたけている。かつてのように優勝争いできるチームにしたい」と新指揮官に期待を寄せた。
 (運動部・名倉正和)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞