カーボンニュートラル達成へ認定制度 浜松市、先駆事業者顕彰へ

 浜松市の中野祐介市長は24日の定例記者会見で、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラル(CN)の実現に向けて、CNを達成している事業者を顕彰する認定制度を創設することを明らかにした。脱炭素に先駆的な事業者を顕彰し、広く紹介することで、他事業者の取り組み促進、波及効果を狙う。
 対象は市内に事業所を立地している法人。市内事業所の全てで、電力消費に伴う二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロを達成した事業者に「一つ星」、電力に加え、熱エネルギー消費によるCO2排出量実質ゼロを達成した事業者に「二つ星」の認定をそれぞれ与える。いずれも一部除外規定を設けている。
 第1期募集は11月1日~12月22日。市のホームページから申請書などをダウンロードして必要事項を記入し、市カーボンニュートラル推進事業本部に郵送か持参する。
 市は本年度、浜松商工会議所や金融機関などと連携してコンソーシアムを発足したり、しずおかフィナンシャルグループと包括連携協定を結んだりして、中小企業などの脱炭素化を支援する動きを強化している。
 問い合わせは同推進事業本部<電053(457)2502>へ。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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