⚽来季J2ライセンス交付 アスルクラロ社長「新スタジアム活用課題」中山監督「全力で戦うのみ」

 サッカーJリーグが同3部(J3)アスルクラロ沼津に来季のJ2ライセンスを交付したことを受け、クラブを運営するアスルクラロスルガの高島雄大社長は25日、沼津市内で取材に応じ、「選手がモチベーション高く次の試合に向かえる」と喜ぶとともに、5年以内の新スタジアム建設というJリーグの条件に対し「試合以外での活用方法や建設場所などが課題」と多角的に見極めて方向性を詰めていくとした。

J2昇格に向けて闘志を燃やし、練習に取り組む菅井拓也選手(中央)=25日午前10時15分ごろ、沼津市内
J2昇格に向けて闘志を燃やし、練習に取り組む菅井拓也選手(中央)=25日午前10時15分ごろ、沼津市内
練習で選手に指示を送るアスルクラロ沼津の中山雅史監督。J2昇格に向けて連勝をねらいたい。=25日午前10時半ごろ、沼津市内
練習で選手に指示を送るアスルクラロ沼津の中山雅史監督。J2昇格に向けて連勝をねらいたい。=25日午前10時半ごろ、沼津市内
J2昇格に向けて闘志を燃やし、練習に取り組む菅井拓也選手(中央)=25日午前10時15分ごろ、沼津市内
練習で選手に指示を送るアスルクラロ沼津の中山雅史監督。J2昇格に向けて連勝をねらいたい。=25日午前10時半ごろ、沼津市内

 プロ野球北海道日本ハムファイターズ本拠地「エスコンフィールド」など商業施設やリハビリのできる病院が併設されているスタジアムを例に挙げ、「建設後の生かし方がよく考えられている」と先進事例として参考になると指摘。現在の本拠地、県営愛鷹広域公園の改修にも触れ、「パートナー企業や自治体と連携を取り、多くの人の知恵を結集しながらJ2にふさわしいチームをつくっていく」と広く連携しながら臨む考えを示した。
 ライセンス交付に対し、中山雅史監督は「一つ一つの試合をひたむきに、全力で戦うのみ。やることは変わらない。連勝を目指す」。菅井拓也選手は「待たせてしまったかもしれないが、応援してくれている人々の目の前で昇格を見せたい」と勝利で応えたいとの声が上がった。
 沼津市の頼重秀一市長は同日の定例記者会見でスタジアム建設について「予算をどこが捻出するかや、マッチングする土地の確保などクリアしなければいけない」とさまざまな課題があるとの認識を示した。その上で「チームがどう考えるかが先。クラブとコミュニケーションをしっかり取っていきたい」と述べた。

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