競輪場で対テロ訓練 静岡南署など 避難誘導、不審者対処

 静岡南署などは25日、集客施設でのテロ発生に備える合同訓練を静岡市駿河区の静岡競輪場で実施した。施設内に爆発物が仕掛けられたと想定し、来場者の避難誘導や不審者、不審物への対処の手順などを確認した。

不審者、不審物への対処の流れを確認した訓練=静岡市駿河区の静岡競輪場
不審者、不審物への対処の流れを確認した訓練=静岡市駿河区の静岡競輪場
不審者、不審物への対処の流れを確認した訓練=静岡市駿河区の静岡競輪場
不審者、不審物への対処の流れを確認した訓練=静岡市駿河区の静岡競輪場
不審者、不審物への対処の流れを確認した訓練=静岡市駿河区の静岡競輪場
不審者、不審物への対処の流れを確認した訓練=静岡市駿河区の静岡競輪場
不審者、不審物への対処の流れを確認した訓練=静岡市駿河区の静岡競輪場
不審者、不審物への対処の流れを確認した訓練=静岡市駿河区の静岡競輪場
不審者、不審物への対処の流れを確認した訓練=静岡市駿河区の静岡競輪場

 同署員や同施設の職員ら計約150人が参加した。訓練は刃物を持って大声でわめいている不審な男が爆発物を施設内に仕掛けた―という設定で行われた。警備員は来場者を素早く避難誘導し、警察署に通報。駆けつけた署員が「爆弾を仕掛けたからな」とわめく不審者を刺股などを使って制圧した。
 署員は男が座っていた場所から不審なハンドバッグを発見。防護服を着用した機動隊が到着し、慎重に不審物を排除した。パトカーのサイレンや館内放送も鳴り響き、緊張感を保ったまま訓練に取り組んだ。
 同競輪場を運営する市公営競技事務所の三浦章由所長は「万が一の事態にどう対応するかということを確認できた」と訓練を振り返った。同署の大村彦彰署長は「テロはいつどこで発生するか分からない。警察と企業が協力し、市民の安全を最優先に対策していきたい」と語気を強めた。
 官民連携でテロ対策を推進する「市テロ対策ネットワーク」の活動の一環。新型コロナ感染拡大の影響で、合同訓練は4年ぶりに実施された。
 (社会部・鈴木志穂)

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