記者コラム「清流」 祭りの余韻が残る

 「ヤーレコーノセー」「ヤレヤレヤレヨー」。4年ぶりに開催した藤枝大祭りの余韻が残る。長男はいまだに「お祭りは?」「ワッショイ」と口にする。
 大祭りは飽波神社の例大祭。支局は神社の隣にあるため、常に勇ましいかけ声と三味線、おはやしの音色、屋台を動かす音が聞こえた。周辺は見たことがないほど人でにぎわっていたが、それ以上に驚いたのは住民の一体感。個々が楽しむだけでなく、各地区が披露する屋台の引き回しや長唄、地踊りには見物客を楽しませるエンターテインメントの心を感じた。
 一つだけ心残りなのは、参加した全地区を取材したかったということ。各地区に魅力と見どころが隠されているのだと、閉幕してから後悔している。2年後、もう一度取材できるチャンスがあることを願う。
(藤枝支局・青木功太)

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