迫力のブルーインパルス 大空の妙技、8万人魅了 空自浜松基地「エア・フェスタ」
浜松市西区の航空自衛隊浜松基地で29日、「エア・フェスタ浜松2023」が開かれた。約8万人(同基地発表)の航空ファンが訪れ、ブルーインパルスの曲技飛行や展示された航空機前での記念撮影を楽しんだ。
ブルーインパルス6機の編隊飛行では背面飛行や至近距離での交差など、高度な操縦技術を披露。青空に白いスモークで巨大な星やハートの形を描き、会場を沸かせた。
練習機T4とT400による編隊飛行や救難ヘリコプターUH60Jを使った救助活動の実演など、日頃の訓練の成果も示した。戦闘機F15とF2の展示飛行では、高速で迫力のあるフライトが来場者を驚かせた。
地上では自衛隊の服装の試着体験や中部航空音楽隊の演奏なども行った。家族と訪れた同市立蒲小5年の伊藤凛人君(10)=東区=は「F15の形が好き。スピードや音がすごかった。重力に負けずに操縦しているパイロットはかっこ良い」と笑顔を見せた。
(浜松総局・山川侑哉)