静岡西高生制作の壁画披露 静岡市下水道事業100周年 中島浄化センターでイベント

 静岡市の下水道事業100周年記念イベントが29日、駿河区の中島浄化センターで開かれた。静岡西高(葵区)総合芸術部の生徒が制作したウォールアートをお披露目するなどして節目を祝った。

中島浄化センターに描かれたウォールアート=静岡市駿河区
中島浄化センターに描かれたウォールアート=静岡市駿河区


 ウォールアートは2年の細谷洋誓さんと森美乃さんが夏休みや放課後の時間を使って管理棟外壁に描いた。細谷さんは、クラゲやクジラが生き生きと泳ぐ様子などを縦1メートル、横2メートルの作品に表現。浄化施設を通った水が循環し、自然や生態系が守られているとのメッセージを込めた。森さんは下水道事業を分かりやすくインパクトのある絵で表現しようと、縦横約90センチのトイレのイラストを横一列に並べ、赤や青、緑色で塗ってアメリカンポップアート調に仕上げた。細谷さんは「大きな絵を描くのは大変だったが、達成感がある」と充実した様子を見せ、森さんは「色合いを工夫した。楽しく描けた」と振り返った。
 同市上下水道局の渡辺裕一局長は「下水道に明るいイメージを与え、また身近な存在だとPRしてくれるような作品を制作してくれた」とたたえた。
 (社会部・五十嵐美央)

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