富士山など表現した菊作品 200点以上並ぶ 19日まで御前崎
御前崎市下朝比奈のあらさわふる里公園で1日、菊花展が始まった。ステージに富士山などをテーマにした多彩な作品200点以上が並び、来場者を魅了している。19日まで。
御前崎、牧之原両市のメンバー12人でつくる愛好家グループ「あら沢菊の会」が出展した。富士山をかたどった大作は土台となる網に菊をはわせて育てた。山頂は白色の菊を配置し、冠雪を表現。手前には波をイメージした作品を並べ、空間演出にもこだわった。
色鮮やかな大輪を付ける大菊や、枝先にいくつもの花を咲かせるスプレー菊など種類も豊富。だるま作りや盆栽仕立て、千輪立てといった展示品も人気を集めている。
今年は温暖な気候が続いた影響で、例年と比べて開花が遅れている。10日ごろには満開を迎える見込みで、開花が進むにつれて作品の華やかさも増すという。同会の滝谷益栄代表(71)=御前崎市=は「花の種類や大きさや色に注目しながら観賞を楽しんでほしい」と述べた。