ブラジル、浜松で事前合宿へ 2025年デフリンピック 代表団が来訪

 ブラジルろうあスポーツ連盟(CBDS)の代表団が1日、浜松市役所に中野祐介市長を訪ね、2025年に東京都を中心に開催される聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」の事前合宿を同市で実施する意向を伝えた。

デフリンピックの事前合宿に向けて浜松市を訪れ、中野市長(左から2人目)と握手を交わすダイアナ会長(同3人目)ら=同市役所
デフリンピックの事前合宿に向けて浜松市を訪れ、中野市長(左から2人目)と握手を交わすダイアナ会長(同3人目)ら=同市役所


 事前合宿は25年11月上旬に行い、サッカーやバレーボール、陸上など11競技の選手やスタッフ計205人が参加する予定。練習会場候補としては、江之島ビーチコート、浜松アリーナ、遠州灘海浜公園球技場など9施設を想定している。
 代表団は、ダイアナ・サザノ・デ・ソウザ・キョセン会長ら3人。ダイアナ会長は、東京五輪・パラリンピックで同市がブラジルの共生社会ホストタウンとして選手団計464人を受け入れた実績などに触れ、「ぜひ浜松で事前合宿を行い、今後も末永く、両市国の良好な関係を続けていきたい」と語った。中野市長は「ホストタウンとしての役割を今後も続けていく。多くの選手の来訪をお待ちしています」と期待を寄せた。
 代表団は1、2日で市内9施設を視察し、帰国後に同市での事前合宿の実施を最終決定するという。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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