浜松市浜北区で「出張市長室」 子育て、観光 意見交換

 浜松市の中野祐介市長が市内各地に出向いて住民と対話し、市政報告を行う「まちを元気に!出張市長室」が6日、浜北区の複合施設「なゆた・浜北」で開かれた。就任1年目の中野市長が、市民との対話と現場の把握を重視して企画した事業。2回目の今回は同区の各団体や区役所の若手職員ら計7組約35人と20~30分ずつ意見交換を行い、現場の生の声を聴いた。

中野市長(左)が浜北区の住民らと意見交換した「まちを元気に!出張市長室」=浜松市浜北区役所
中野市長(左)が浜北区の住民らと意見交換した「まちを元気に!出張市長室」=浜松市浜北区役所

 参加したのは同区自治会連合会や浜北商工会、浜北観光協会、少子化対策や食・環境・農業に取り組む二つの団体、同区を拠点に活動するバレーボールVリーグ女子2部のブレス浜松、区役所の若手職員ら。
 中野市長は施設内の区役所に特設した“市長室”で各団体の関係者を待ち受けた。参加者は日頃の活動を紹介しながら、子育て支援や防災、公共交通、観光事業など幅広い分野にわたって地域の現状や課題を説明した。「子どもが外で安心して遊ぶことができ、子どもの交流が増えるようにしてほしい」「今後も浜松の副都心としての地域振興を」などと意見を述べた。
 入庁2年目の若手職員2人は自身の仕事への姿勢やワークライフバランスについて発表。選手13人が参加したブレス浜松は今月18、19日の今季ホーム開幕戦に向けて「市民の応援を力に勝利をつかみ取りたい」と決意を語った。
 なゆたホールでは市民向けの市政報告会も行い、市の課題に対する取り組みなどを説明した。
 次回の市政報告会は24日午後7時から、中区の市地域情報センターで行う。希望者は当日直接会場へ。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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