風情ある空間で抹茶堪能 濃茶、薄茶、点心を体験 島田 東アジア文化都市
島田市のふじのくに茶の都ミュージアムは7日、濃茶、薄茶、点心の3席を体験する特別茶会を同ミュージアムで開いた。
同ミュージアムの熊倉功夫館長が濃茶席、県文化協会会長の鈴木寿美子さんが薄茶席の亭主をそれぞれ務めた。和装に身を包んだ参加者は日本料理に舌鼓を打った後、江戸時代の大名茶人・小堀遠州ゆかりの茶室「縦目楼(しょうもくろう)」で抹茶を味わった。
濃茶席では、熊倉館長が京都市内の自宅から持参した茶器などを解説した。富士山が見える風情ある空間で抹茶や和菓子を提供し、参加者をもてなした。薄茶席では、日中韓3カ国の選定都市が文化交流する「東アジア文化都市」事業を記念し、中国や韓国の茶道具も用いた。
(島田支局・寺田将人)