⚽藤枝MYFC 最後まで超攻撃 昇格1年目12位 J2最終節

 明治安田J2リーグは12日、最終節を行い、藤枝は2-4でいわきに敗れて12位となった。

藤枝―いわき 後半45分、チーム2点目のゴールを決める藤枝・大曽根(右)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 後半45分、チーム2点目のゴールを決める藤枝・大曽根(右)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 後半14分、藤枝・矢村(28)がPKを決めて1点を返す=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 後半14分、藤枝・矢村(28)がPKを決めて1点を返す=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 後半、競り合う藤枝・前田(30)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 後半、競り合う藤枝・前田(30)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 後半、競り合う藤枝・前田(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 後半、競り合う藤枝・前田(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 後半、クロスボールを上げる藤枝・前田(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 後半、クロスボールを上げる藤枝・前田(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 前半40分、レッドカードを受ける藤枝・アンデルソン(左端)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 前半40分、レッドカードを受ける藤枝・アンデルソン(左端)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 後半45分、チーム2点目のゴールを決める藤枝・大曽根(右)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 後半14分、藤枝・矢村(28)がPKを決めて1点を返す=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 後半、競り合う藤枝・前田(30)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 後半、競り合う藤枝・前田(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 後半、クロスボールを上げる藤枝・前田(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)
藤枝―いわき 前半40分、レッドカードを受ける藤枝・アンデルソン(左端)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・小糸恵介)

②藤枝サ(1勝1敗)▽観衆3425人
いわき 12勝11分け19敗(47) 4(1―0 3―2)2 藤 枝 14勝10分け18敗(52)
▽得点者【い】近藤慶2(3)山口(4)永井(2)【藤】矢村(PK)(9)大曽根(1)

 【評】藤枝は退場者が響き、いわきに2-4で敗れた。
 前半は前線から素早いプレスを見せたが、13分にクロスから失点。40分にFWアンデルソンが危険なタックルで一発退場し、数的不利になった。
 後半はミス絡みで7分、35分、38分に失点した。しかし、攻撃的選手を次々投入し、攻勢に出た。14分にはFW矢村が自ら得たPKを決め、45分にも途中出場のMF大曽根がゴールを奪ったが、及ばなかった。
藤枝らしさ示すも退場者響き敗戦 数的不利も攻撃姿勢崩さず  退場者を出した上にミスが絡んで敗れたが、藤枝らしい超攻撃的スタイルを見せつけた。「10人でも前への迫力を出し、エンタメサッカーは表現できた」。須藤監督は敗戦を悔しがりながらも今年1年のチームの成長に手応えを示した。
 0-1の前半にFWアンデルソンが退場したが、数的不利になった後半の方がボール支配率が上がった。10人で戦うのは前節徳島戦に続き今季6試合目で慣れたもの。「前にベクトルを向け、後ろからパスをつなぐと共通認識があった」と途中出場で得点を決めたMF大曽根。投入された攻撃的選手をはじめ、全員が流動的にポジションを変え、相手ゴールに迫った。
 いわきとは開幕戦も戦ったが、先発メンバーはMF榎本と3バック以外の7人が入れ替わった。シーズン終盤からレギュラーの座を勝ち取り、PKで今季9点目を挙げたFW矢村は「好機を決めきれず悔しいが、試合勘が出てボールを受け、さばく回数が増え、個人的にも成長できた」と振り返った。
 超攻撃的を掲げ、ビルドアップのミスはある程度覚悟のうちだが、「一つのミスが致命傷になる。来年は改善したい」とDF川島。12位ながらリーグ最多失点を喫し、指揮官も「J2を勝ち抜くには安定感が必要。ちょっとした隙もつくらず、試合運びを磨きたい」と先を見据えた。
(寺田拓馬)   常葉大のMF前田がJデビュー 持ち味のスピード示す  常葉大4年で特別指定選手のMF前田(藤枝市出身、清水桜が丘高出)が最終節ホームいわき戦でJデビューを果たし、持ち味のスピードを示した。
 後半16分にピッチに入ると、直後のファーストプレーで右サイドを駆け上がってクロス。41分には中央に切り込んでシュートも狙い、「失うものは何もないと思いきってプレーできた。観客の前で、プロの世界はこんなに楽しいんだ」と爽やかな笑みを浮かべた。
 ベンチ入り3試合目でようやくつかんだ出番。来季に向け「もっと体力を付けないと。どんな場面でも使ってもらえる選手になりたい」と飛躍を誓った。
 

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