⛳全部門プレーオフ決着 ゴルフ静岡県アマチュアシニアチャンピオンシップ
第16回県アマチュアゴルフシニアチャンピオンシップ(県ゴルフ連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は13日、静岡市清水区の富嶽カントリークラブ(パー72、6486ヤード)で行われた。
シニアの部(55歳以上)は川島泰則(静岡CC島田GC)が松浦安洋(静岡市)とのプレーオフを制し、初の県タイトルを獲得した。
6255㍎のミッドシニアの部(65歳以上)は小沢順一(レイク浜松CC)が3人のプレーオフの末、連覇した。グランドシニアの部(70歳以上)も鈴木一(ミオス菊川CC)がプレーオフを制し、初優勝した。
各部門優勝者は来年の県アマチュアゴルフ選手権決勝のシード権を獲得した。
「2打目重視」 激戦シニア制す
最後まで冷静にプレーした57歳の川島がシニアの部を制し、初の県タイトルを手にした。「ウイニングパットは手が震えた。驚きとうれしさと半々」。優勝スピーチでは笑みがこぼれた。
前半は100ヤード以内の縦距離が合わず2ボギーと苦労したが、後半は修正して2バーディーを奪い1アンダー。早い時間のスタートでホールアウト後、2時間半待ったが、気持ちを切らさずプレーオフに挑んだ。
第2打を先に打った松浦がグリーンオーバーしたのを見て、「飛びすぎ注意。乗ればいい」。残り120ヤードをアプローチでピン手前にオン。「飛距離は落ちたが、2打目重視」と磨いてきたショットで勝負を決めた。
30歳からゴルフを始め、競技歴は10年ほど。リウマチの持病があるが、「適度に体を動かすのは大丈夫」と病院に通いながらプレーする。「好きなゴルフを、体と向き合いながらできる限り続けたい」と初の戴冠を機に意欲を新たにした。
(寺田拓馬)
向上心で好結果 小沢
前年優勝者の小沢がスーパーショットを放ち、ミッドの部連覇を果たした。
3人でのプレーオフ1ホール目、残り約180ヤードの第2打をユーティリティーで振り抜くとピン奥2メートルに付けてバーディー。ラフとの境からのショットで難しいライだったが、「開き直って打てた」と笑顔で振り返った。
先週出場した県アマ選手権は思うような成績を残せなかったが、「難しいピン位置で勉強になった。今日はパターでスコアを拾えた」。67歳が向上心で好結果をつかんだ。
71歳「精進続ける」 鈴木一
グランドシニアの部は初出場の鈴木一がプレーオフの末、初Vを勝ち取った。
同じミオス菊川CC所属で実績のある吉田博史と同組で回り、「ボギーもあったが、大きなミスなくできた」。2人同スコアでプレーオフに臨んだ。「緊張したが、吉田さんの存在が心強かった」。安定したプレーで最後は仲間に競り勝った。
「この先も精進を続けたい」。71歳のショットメーカーは衰えぬ情熱を示した。
◇県アマチュアゴルフシニアチャンピオンシップ成績◇
【シニア】
+1①川島 泰則73(38、35)
②松浦 安洋73(37、36)
+3③成田 朋正75(38、37)
+4④木梨 雅夫76(40、36)
佐々木清士76(39、37)
太田 貴久76(39、37)
【ミッドシニア】
+6①小沢 順一78(38、40)
②鎌田 勝己78(38、40)
③加藤 至康78(37、41)
+7④渡辺 浩79(42、37)
小林 一三79(41、38)
鳥井 基成79(39、40)
【グランドシニア】
+6①鈴木 一78(41、37)
②吉田 博史78(40、38)
+7③伊藤 利弘79(40、39)
+9④山本 法生81(42、39)
内山 隆昭81(38、43)
(パー72)