災害時の最適な行動、対策は 御前崎・浜岡北小6年 スタンプラリーで確認

 東日本大震災の教訓を踏まえた東北大の減災教育「結(ゆい)」プロジェクトが13日、御前崎市の浜岡北小で行われた。6年生約20人が参加し、災害時に自らの命を守り被害をいかに最小限に抑えるべきか、問題回答形式のスタンプラリーで最適な対策や行動を考えた。

スタンプラリーで災害時の最適な行動や対策を考える児童ら=御前崎市の浜岡北小
スタンプラリーで災害時の最適な行動や対策を考える児童ら=御前崎市の浜岡北小

 同大災害科学国際研究所講師の保田真理さんから、地震発生メカニズムや大雨リスクなどを学び、スタンプラリーを実施した。用意された設問は「緊急時に離ればなれになった家族と出会うには」「夜間に避難所まで安全に行くにはどうすればよいか」-など6問。設問ごとに五つの行動が選択肢として示され、子どもたちは当てはまる回答スタンプをワークシートに押していった。
 回答の選択肢は全て正解で、「自らの行動を主体的に考え、判断力を身に付けることが狙い」(保田さん)。想像力を働かせながら真剣な表情で取り組んだ。
 子どもたちは「緊急時に家族と避難ルートや集合場所を決めておけば慌てなくて済む」「まずは家具の固定など簡単な対策からはじめたい」などと感想を発表し、災害危機意識を高めた。
 (御前崎支局・市川幹人)

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