全国の小規模高と交流 川根高 オンラインで静岡県内初 探究学習の成果を発表

 川根本町の県立川根高で17日、全国の小規模高校(1学年80人以下)をオンラインでつなぐ学校横断型プロジェクトの第2回合同授業が行われ、生徒がそれぞれのテーマで探究した課題の中間報告を行った。同プロジェクトはNPO法人カタリバ(東京都)が実施し静岡県内では同校が今年初めて参加した。

探究学習の成果を発表する生徒=川根本町の川根高
探究学習の成果を発表する生徒=川根本町の川根高

 生徒は中村高(東京都)と鹿追高(北海道)、大槌高(岩手県)の3校とオンラインで交流した。地域の文化や課題のほか、映画や食事など生徒がそれぞれの興味関心に基づいてテーマを設定し5月から続けてきた探究学習の成果を発表した。地域の新名物を考案した川根高3年の萬平姫菜さん(18)は他校との交流について「自分では思いつかないようなアイデアがある。自分の考えも深められる」と利点を語った。
 同校の池田哲朗教諭は「生徒が同世代のさまざまな考えに触れる貴重な機会。積極的に関わってほしい」と期待した。
 (島田支局・白鳥壱暉)

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