近づく花博、春へ向け花壇植栽 はままつフラワーパーク デザイナーら世界観表現

 「浜名湖花博2024」の会場となる浜松市西区のはままつフラワーパークで21日、来春の開幕に向け、ガーデンデザイナー2人の指導による花壇の植栽作業が行われた。

花壇の植栽指導を行う小倉さん(右)=浜松市西区のはままつフラワーパーク
花壇の植栽指導を行う小倉さん(右)=浜松市西区のはままつフラワーパーク

 花博に向けて新たに整備する花壇のデザインを担当している同市出身のランドスケープ・ガーデンデザイナー小倉珠子さんと、日本を代表する英国式ガーデンデザイナーの吉谷桂子さんが同園を訪れ、職員らと相談しながら植物の配置や植栽を進めた。
 小倉さんの花壇「はなのはら」は、「野原のようなナチュラルな風情のあるサステナブルガーデン」をコンセプトに、チョウやミツバチなど生き物が好む草花を多く取り入れる。小倉さんは「見頃の時期が異なる球根やグラスを組み合わせた。訪れるたびに変化していく光景を楽しんでほしい」と話した。
 吉谷さんの花壇の名称は「フラワーフォレスト」。頭上から足元まで花に包まれる「没入体験型の庭」を目指す。花びらの形をした20の花壇があり、八重桜やヤマブキといった花木を中心に宿根草や球根の配置を決めていった。開幕(3月23日)の頃には桜をはじめとした花々が楽しめる見込みという。
 (浜松総局・山川侑哉)

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