「誰もが楽しめるマルシェに」 商業と福祉一体 11月25日藤枝

 障害の有無や年齢に関係なく、誰もが楽しめるイベント「みんなでつくる楽しいマルシェ」(同実行委員会主催)が25日、藤枝市のBiVi藤枝で開かれる。商業と福祉が一体となった企画で、志太榛原地区の起業者や障害者施設など計14団体が出店する。午前10時~午後3時。入場無料。

マルシェに向けて打ち合わせをする実行委員と出店者=藤枝市内
マルシェに向けて打ち合わせをする実行委員と出店者=藤枝市内

 障害のある子どもらが自由な発想で挑戦できる、縦約2メートル、横約1.5メートルのパーティションを使ったお絵描きワークショップを用意した。飲食や雑貨、アクセサリー、縫製品を販売するほか、タロット占い、パステルアート、体操と折り紙を用いて健康増進を図るなどユニークな体験ブースが並ぶ。
 実行委の兎月マリア(本名・紅林美由起)代表を含む委員3人は、過去に心の病を患った経験があったり、障害を抱えた親族がいたりして、「障害にかかわらず、子どもから大人までの全ての人がバリアフリーで楽しめるマルシェにしたい」という願いを込めて企画した。
 実行委員と出店者計6人は今月上旬、藤枝市内で出店内容や会場の設営について打ち合わせをした。兎月代表は「自分たちの体験を生かし、誰も孤独にならずに、みんながつながっていける居場所づくりの第一歩にしたい」と話した。
 (藤枝支局・青木功太)

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