育てたミカン味わって 浜松湖北高の生徒販売 浜松市東区

 浜松市北区の浜松湖北高は22日、農業科の生徒が育てた温州ミカンの販売会を同市東区のあそびこども園で開いた。

ミカンを販売する生徒ら=浜松市東区
ミカンを販売する生徒ら=浜松市東区

 農畜産業の担い手育成などを図る「JAバンク静岡アグリサポートプログラム」の一環。地域とのつながりを深めたいという生徒の思いを受け、総合エネルギー会社エネジン(中区)が取引のある同園を紹介し、2年前から販売に訪れている。
 農業科と商業科の生徒8人がミカンのおいしさをPRし、子どもの迎えに来た保護者らが次々と買い求めた。一緒に同校のミカンのジャムや皮を入れたドーナツも販売した。栽培を担当した農業科3年の笠見歩叶さん(17)は「苦労があったので販売できたことに達成感がある。おいしいミカンで元気を届けたい」、商業科3年の高山唯斗さん(18)は「(ドーナツは)たくさんの試作を重ねた。食べてもらえてうれしい」と笑顔を見せた。
 (浜松総局・山川侑哉)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞