⚽静岡学園、劇的な逆転勝ち 磐田ユース、降格圏に転落 サッカー高円宮杯Ｕ―１８プレミアリーグ
サッカーの高円宮杯Ｕ―１８（１８歳以下）プレミアリーグ西地区は２６日、第２１節５試合をエスプラットフジスパークなどで行った。３位の静岡学園高は磐田ユースに２―１で逆転勝ちしたが、首位で勝ち点３差の広島ユースも勝ったため、得失点差から最終節を前に優勝の可能性がほぼ消えた。
磐田ユースは１１位に後退し、自動降格圏に転落した。
終了間際に２ゴール
劇的な幕切れだった。静岡学園高は試合終了間際の２ゴールで磐田ユースに逆転勝ち。前節履正社高戦に続き、追加時間に決勝点を挙げたＭＦ高田は「負けていても焦りはなく予感があった。チームの成長を感じる」と満面の笑みを浮かべた。
磐田ユースのプレスに苦しみ、後半途中までなかなかシュートまで持ち込めない展開が続いた。突破口を開いたのは途中出場の２年生ＭＦ天野。追加時間に右サイドでボールを受けると、相手ＤＦの股下を狙ってシュート。起死回生の同点弾はトップチームでの公式戦初ゴール。「結果がほしかった。選手権のスタメンに向け、アピールを続けたい」と決意を新たにした。
逆転弾を陰でアシストしたのは、足のけがから２カ月半ぶりに復帰したＦＷ神田。状態を上げるのはこれからでシュート０本に終わったが、相手ＤＦを引き付ける動きで高田のスペースを空けた。エースは「もっとボールを収めたかったが、勝てたことが収穫。最後まで突き詰めたい」と全国舞台を見据えた。
磐田ユース 暗転
目の前にあった勝ち点をつかみ損ね、磐田ユースは自動降格圏の１１位に落ちた。
前半から球際の激しさで静岡学園を上回り、ＦＷ船橋を中心に攻勢を仕掛けた。後半１３分には船橋がゴール前で個人技を見せて先取点を奪ったが、追加時間に暗転した。
最終節に勝ったとしても他チームの結果次第で降格が決まるが、エースは「好機を決めきれなかった自分が悪い」と責任を背負った上で、「次、勝てるように準備するしかない」と前を見つめた。
▽東地区
尚志高（福島）（４６） ４（２―２ ２―１）３ 横浜Ｍユース（１７）
大宮ユース（２０） ２（１―０ １―１）１ 前橋育英高（群馬）（２３）
昌平高（埼玉）（２６） ２（０―０ ２―２）２ 青森山田高（４８）
流通経大柏高（千葉）（２６） １（１―１ ０―０）１ ＦＣ東京ユース（２２）
▽西地区
静岡学園高（４０） ２（０―０ ２―１）１ 磐田ユース（２３）
名古屋ユース（３０） ２（０―０ ２―１）１ 横浜ＦＣユース（３１）
広島ユース（４３） １（１―０ ０―０）０ 米子北高（鳥取）（３０）
大津高（熊本）（３０） ２（０―１ ２―０）１ 鳥栖ユース（２４）
神村学園高（鹿児島）（２４） ２（０―１ ２―０）１ 東福岡高（２８）
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