破魔矢作り本格化 「昇り竜のように」願い込め 浜松・五社神社
浜松市中区の五社神社で、正月の縁起物の破魔矢作りが本格化している。30日も朝から神職と巫女(みこ)が、来年の干支(えと)の辰(たつ)が描かれた絵馬を矢に結びつける作業に励んだ。
12月中旬までに大中小の3種類計約3千本を用意する。種類によって矢の長さや絵馬の大きさ、絵柄に違いがあり、1本1500~7千円。同月1日から社務所で授与を始める。
同神社は初詣に約10万人の参拝者を見込んでいる。権禰宜(ごんねぎ)の吉田暁史さん(40)は「『昇り竜』という言葉のように、日本全体が上向きに進む年になることを願っている」と話した。
(浜松総局・山川侑哉)