バスケット中学生クラブチーム ジムラッツ(静岡) 3度目全国で初勝利狙う

 バスケットボールの第4回全国U15(15歳以下)選手権(ジュニアウインターカップ)男子県予選で、静岡市を拠点にした中学生クラブチーム「ジムラッツ」が2大会ぶりの優勝を果たし、来年1月4日に都内で開幕する全国大会への切符をつかんだ。これまで2度出場したが、ともに初戦敗退。3度目の挑戦で初勝利を狙っている。

全国大会へ意気込むジムラッツの選手たち=静岡市駿河区の長田南中
全国大会へ意気込むジムラッツの選手たち=静岡市駿河区の長田南中

 16チームが出場した県予選でジムラッツは順調に勝ち上がり、決勝で浜松開誠館中と対戦し、63―56と接戦を制した。ゲーム主将の松葉翔太郎選手(藤枝中3年)は「結果的に勝てたが、第3クオーターで詰められてしまった。全国大会への課題」と振り返る。
 全国大会では8強以上が目標。チーム主将の山本颯柊(かける)選手(島田第二中3年)は「守りを全員で頑張るチーム。絶対に初戦を突破する」と意気込みを語った。
 米独立リーグに参戦する日本人チーム「静岡ジムラッツ」の下部組織で中学世代は7年目を迎え、約30人が所属する。チームを運営し、コーチも務める岡田卓也さん(46)は米国などでのプレー経験を生かし、子どもたちに視野の広い活動を提案している。「スクールから育ってきた子が多い。高校に向けてのキャリアアップを見据えながら、それぞれの目標に近づければいい」と話す。
 (運動部・名倉正和)

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