記者コラム「清流」 趣味持つ人は格好良い
「格好良い」という言葉が文字通り当てはまる人たちとの出会いが、このところ続いている。その多くは自分とほぼ同じ世代だ。
二輪車ツーリングの取材で話を聞いた浜松市の50代女性ライダー。驚いたことに、オートバイの免許を取ったばかりだとか。「若い時に断念したことをやってみよう」。そう思い立って挑戦し、仲間と走りを楽しんでいる。バイクウエアに身を包んでマシンを操る姿が、輝いて見えた。
他にも、趣味として新しいことを始めた人が目立つ。年齢を重ねて暮らしにゆとりができたことや、新型コロナウイルス禍で在宅時間が増えたことが契機になっているようだ。
仕事や日常生活を離れて好きなことに打ち込む。実に格好良く、少しうらやましくも感じる。取材のたびに刺激を受けている。
(生活報道部・山本淳樹)