⚽浜名高が逆転勝利、昇格決定戦へ 清水桜が丘は敗退 高円宮杯Uー18プリンスリーグ参入戦
サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プリンスリーグ東海参入戦は9日、磐田市の安久路公園多目的グラウンドなどで1回戦4試合を行い、浜名高が三重高(三重)を2-1で下し、10日の昇格決定戦に進んだ。清水桜が丘高は四日市中央工高(三重)に1-4で敗れた。昇格決定戦で浜名高は帝京大可児高(岐阜)と対戦する。
浜名高2年生コンビが活躍 序盤の失点はねのける
2年生コンビの活躍で浜名高が三重高に逆転勝ち。同点弾のMF川嶋が「ゴール前に入り込めば、決める自信がある」と胸を張れば、CKから逆転弾のDF小島も「ニアに飛び込むのは得意なプレー」と笑顔を見せた。
前半は受け身になり5分にCKから先制点を許した。形勢を変えたのは右サイドのドリブラー川嶋。43分に後方からの浮き球のパスをダイレクトで合わせた。
その後も6バック気味に守る相手にてこずったが後半23分、川嶋の突破からCKを得ると、小島が頭で押し込んで決勝点を奪った。
参入戦は2年連続で1回戦負け。チームには先月の全国選手権県大会準決勝で藤枝東高に惜敗したショックがあったが、内藤監督は「ようやく呪縛が解けた。ここ2年の経験が生き、今大会は気持ちの切り替えができている」と分析する。
あすの大一番の相手は全国選手権に出場する帝京大可児高(岐阜)。川嶋は「自分たち2年生の力で昇格を決めたい」と決意を示した。
清水桜が丘高、先制するも4失点 1年での復帰逃す 四日市中央工高―清水桜が丘高 前半9分、先制点を挙げる清水桜が丘高のMF佐野(左)=磐田市安久路公園多目的グラウンド
清水桜が丘高は先手を取りながら四日市中央工高に逆転で力負け。降格から1年でのプリンスリーグ復帰を逃し、FWでフル出場した柴田は「チャンスを決めきれず、相手のペースにのまれてしまった」と悔しがった。
試合の入りは出足で上回り、持ち味のサイドチェンジで好機をつくった。5分にはMF佐野が右足を振り抜き先制点。流れをつかんだかに見えたが、32分、41分と立て続けにゴールを許すと、後半も相手の攻勢を止められず失点を重ねた。
スタメンは全員3年生。片瀬監督は「ベスト16で終わった全国選手権県大会からモチベーションを維持するのが難しかった」と肩を落とした。
(運動部・寺田拓馬)