地元の店 集客に助言 静岡市葵区、大学生が成果発表会
静岡市と県立大が提携し、市内に魅力的な店舗を増やす取り組み「大学生によるお店コンサルティング事業」の成果発表会が11日、同市葵区の市産学交流センターで行われた。経営情報学部の岩崎邦彦教授のゼミでマーケティングを学ぶ学生16人が4グループに分かれ、約半年間にわたり提案・実行した企画の成果を報告した。
「学生の集客」を課題に挙げた飲食店「ぶどうの丘草薙店」(同市清水区)を担当したグループは、新たに学生向けのバースデープランを考案。同店のインスタグラムで情報を発信し、以前からある誕生日メニューにバルーンの飾り付けやインスタントカメラ「チェキ」を使った撮影を盛り込んだ。学生の集客は想定通りには増えなかったが、家族連れなど幅広い世代にプランを利用してもらえたと発表した。
岩崎教授は「学生が企業と話し合いを重ね、楽しく学んでくれたことが頼もしかった」と講評した。
(社会部・五十嵐美央)