北部4校と統合の島田第一小 児童らが新校舎見学 木のぬくもりたっぷり

 島田市内の北部4小学校と島田第一小の来年度の統合による児童増に対応するため、改築した島田第一小の新校舎が11月末に完成した。統合に先立ち、児童らが12日、新校舎や新屋内運動場を見学した。

新校舎を見学する児童ら=島田第一小
新校舎を見学する児童ら=島田第一小
完成した島田第一小の新校舎
完成した島田第一小の新校舎
新校舎を見学する児童ら=島田第一小
完成した島田第一小の新校舎


 新校舎は鉄筋コンクリート造3階建て。現在の校舎に隣接し、延べ床面積は約6800平方メートル。昨年6月末に着工し、新屋内運動場と合わせた工事費は約24億4千万円。
 電子黒板やプロジェクターを導入し、教育のデジタルトランスフォーメーション(DX)に対応する。校舎の採光や通風にも配慮し、統合する各学校の思い出の品を展示するメモリアルコーナーも設けた。段差などを解消し、バリアフリー化も進めた。玄関などには木材を多用し、温かみのある空間を意識した。屋内運動場には防災倉庫を設置した。
 同日は神座小などの児童が新校舎の教室などを見て回った。
 来年1月から島田第一小の児童が一足先に新校舎で学校生活を開始する。既存の校舎や屋内運動場の解体工事を行い、新年度にグラウンド造成工事や放課後児童クラブの建設工事を実施する予定。
 (島田支局・寺田将人)

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