ラウンドワン、海外で飲食業「日本食を世界へ」 静岡・葵区の天ぷら「成生」も参画
静岡県など全国で遊技施設を運営するラウンドワン(大阪府)は12日、米国を中心とした海外での飲食事業を開始すると発表した。鮨(すし)や日本料理、焼鳥など日本国内で高い評価を獲得している約20の協力加盟店と組み、「最高峰の日本食を世界へ」とのビジョンを掲げる。県内から天ぷらの成生(静岡市葵区)が加盟店として参画する。
9月に設立したグループ会社「ラウンドワンデリシャス」が事業を担う。2025年夏にニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコでの店舗オープンを予定。その後に米国の他の主要都市へ広げ、将来的には欧州などへの展開も目指す。ジャンル別の七つの加盟店で1店舗を構成する。
加盟店は実店舗名の使用許可、各店の味やもてなしを再現するための料理人の育成、食材の確保といった面で協力する。売り上げに応じたロイヤルティーを得るほか、米国で今後立ち上げる運営会社への資本参加などのメリットがある。
成生の志村剛生店主(48)は「数ある店舗から選んでもらい、参画できて光栄。駿河湾の魚や麻機レンコンなど静岡が誇る食材を使った天ぷらを、生産者の思いとともに海外の人たちに味わってもらいたい」と意欲を見せた。
(東京支社・関本豪、社会部・薬袋貴信)
動 画
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SBSテレビニュース「『地のモノをそのまま再現できること スタイルは崩さない』予約待ち半年の天ぷら「成生」も参加 欧米10都市に出店へ 日本食を世界に発信プロジェクト」