⚽磐田ユースＦＷ船橋 愛媛入り「２桁ゴールを」 後藤の同期、新天地へ意欲
磐田ユースのＦＷ船橋京汰（１８）が来季、Ｊ２へ昇格する愛媛でプロとしてのキャリアをスタートさせる。来季Ｊ１磐田のトップチーム昇格は実現しなかったが「プロはもっと厳しい世界。一人で決めきる力を付けないといけない」と新天地での再スタートに向けて意気込んでいる。
三重県出身の船橋はＤＦ裏への抜け出しと両足からのシュートを武器に今季磐田で２種登録されルヴァン杯３試合、天皇杯１試合に出場。天皇杯３回戦となる神戸戦で途中出場ながらトップチーム初ゴールを挙げ、注目を集めた高校３年生だ。
今季高円宮杯Ｕ―１８（１８歳以下）プレミアリーグ西地区で、チームトップで地区２位に並ぶ１４得点をマークした。ただチームは最終節で零封負けし、初のプリンスリーグ降格。「プロでやる前に残留が目標だったので自分の実力不足。先輩がつないでくれたが、受け継ぐことができず悔しい」と唇をかむ。
磐田ユースから飛び級でトップ昇格し、７得点を挙げてＪ１復帰に大きく貢献したＦＷ後藤啓介（１８）は同級生。入団当初から「バチバチにやってきた」（後藤）というライバル関係だった。「いつも自分の先に行ってくれる存在。ずっと追いかけ続けている目標。すごくいい刺激になる」と船橋。ベルギー１部アンデルレヒトへの期限付き移籍が決まった後藤に負けるつもりはない。
来季Ｊ２で戦う愛媛では磐田ユース時代よりも、過酷な競争が待ち受ける。「たくさん得点に絡んでリーグ戦で２桁ゴールを目指して頑張りたい」。まずは体をつくって一日も早くピッチに立つことを目標に定める。
（名倉正和）
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