パリ五輪内定柔道・橋本選手 ふるさと浜松市で市長に意気込み

 来夏パリ五輪の柔道男子73キロ級代表に内定している橋本壮市選手(32)=パーク24、浜松市中区出身=が15日、市役所に中野祐介市長を訪ね、自身初の五輪舞台に向けて「地元に帰り、金メダルを取りたい気持ちが高まった。浜松に金メダルを持って帰ってきます」と意気込みを語った。

中野祐介市長(左)にパリ五輪に向けた意気込みを語る橋本壮市選手=15日午前、浜松市役所
中野祐介市長(左)にパリ五輪に向けた意気込みを語る橋本壮市選手=15日午前、浜松市役所

 16日に行う柔道教室に合わせて帰省した橋本選手は「気持ちが引き締まった。地元の応援が力になる」と語り、子どもたちに向けて「全てをかけて戦う姿を見て何かを感じてほしい」とメッセージを送った。
 32歳で五輪開幕を迎えるのは、柔道の日本男子で史上最年長になる。「個人、団体の金メダルはもちろん、橋本壮市らしい姿、この年でもやれるんだというところを見せたい。団体では主将を任されると思うので、チームをしっかりと引っ張っていく」と言葉に力を込め、自身がデザインした応援Tシャツを中野市長にプレゼントして地元からの力強い応援を求めた。
 中野市長は「五輪にピークが来るよう万全の調整を進めてほしい。金メダルのパレードの準備をして待っています」と激励した。
 橋本選手は市立富塚小1年で柔道を始め、3年から育誠館道場(同市西区)に入門。その後は東海大相模中・高(神奈川県)に進んだ。県勢の柔道代表入りは1992年バルセロナ大会銀メダリストで、96年アトランタ大会にも出場した溝口紀子さん(磐田市出身、浜松西高出)以来7大会ぶり。男子では初めて。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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