本物そっくりのイルカ制作 浜松の西遠女子学園高、ウォットに展示へ

 浜松市中区の西遠女子学園高は18日、学園祭の企画の一環で制作したイルカの巨大オブジェを浜名湖体験学習施設「ウォット」(西区)に贈呈した。オブジェは同施設に展示する。

生徒が手がけたバンドウイルカの巨大オブジェ=浜松市中区の西遠女子学園高
生徒が手がけたバンドウイルカの巨大オブジェ=浜松市中区の西遠女子学園高


 1年星組の約20人が全国の水族館にアンケートを実施するなどしてイルカの研究を行い、体長約2メートルの愛らしいバンドウイルカを制作。骨組みを段ボールで作り、周りに紙を貼り付け、色を塗って1カ月かけて完成させた。ミリ単位で背中の丸みを調整するなど本物に見えるようこだわったという。同校を訪れた大竹純也館長らに手渡した。
 11月には研究内容が評価され、静岡大浜松キャンパスで行われた高校生探究・情報コンテスト(同大主催)で奨励賞を獲得。生徒は動物愛護について調べる中で、イルカの問題に興味を持ってもらおうと研究や制作に励んだという。
 責任者を務めた加藤由依佳さん(16)と兼子蒼さん(16)は「学校の外で多くの人に見てもらう機会ができてうれしい」と口をそろえた。
 (浜松総局・小林千菜美)

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